
新任役員必須セミナー コア講座 S:心得編
~新任役員の皆様をはじめ、下記対象の方にもおすすめの講座です~
S 必修 取締役・執行役員の心得
~サステナビリティ時代の経営判断と企業価値向上への羅針盤~
セミナーNo.23-10702
気候変動、パンデミック、紛争リスクが社会の仕組み・市場構造に大きな影響を与えています。未来に向けたサステナブル(持続可能な)経営に向かう流れの中で、企業には気候関連情報や人的資本情報に至る開示を求める動きが加速しています。企業は今、これらの変化に対し速やかに変革・変容できるかが問われ、その「舵取り役」としての「役員」の使命はその重要性を一層増しています。本講座は、真のガバナンス経営実践、サステナブル経営実現のために必要な役員としての「基本的な心構え」から、業務の実践における「日常的な留意点」まで、これまで多くの著名企業事案でアドバイスしてきた講師が、実務本位で明快に解説いたします。業界や規模を問わず、新任役員を中心とした経営幹部の方すべてにお聴きいただきたい内容です。
【参考書籍として講師著書「取締役の法律知識(第4版)」を配布します】
対象 | 取締役・執行役員など新任役員とその候補者、経営幹部 | |||||||||
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開催日時 |
2023年7月11日(火) 10:00~11:30
※Web配信(オンデマンド型)のお申込みはこちら |
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会場 | TKP新橋カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町1-3-1 幸ビルディング |
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参加費 |
★お取消等については、「お申込みの流れ」をご覧ください。 ★MMOne会員企業さまの場合、「ゴールド会員」「シルバー会員」価格にてお得にご利用いただけます。 MMOneの詳細はこちら |
講師
中島経営法律事務所 代表弁護士
中島 茂 氏
略歴
東京大学法学部卒。1979年弁護士登録、1984年弁理士登録。投資信託協会規律委員会委員。財務会計基準機構評議員。企業経営に法務のノウハウを活用すべしとする「戦略法務」の考え方を早くから提唱、多くの企業にリスク対策やコンプライアンス体制確立のアドバイスを行い、企業間紛争の処理や訴訟対応でもエネルギッシュに活動、執筆・講演等にも活躍中。日本経済新聞に2年にわたり連載した「リーガル映画館」は映画を素材にしたリスク管理の教科書として話題になった。ズバリ実務直結の指導には定評がある。
主著
「取締役の法律知識(第4版)」「社長!それは『法律』問題です」「その『記者会見』間違ってます!『危機管理広報』の実際」「株主を大事にすると経営は良くなるは本当か」(以上、日経新聞出版社)、「内部通報制度・運用の手引き(第2版)」(商事法務)、「取締役物語・花と嵐の一年(第2版)」(中央経済社)、「最強のリスク管理」(金融財政事情研究会)、「コンプライアンスのすべて」(第一法規)
講義内容
- 1.役員の「立場」を知っておく-こんなに違う役員と従業員
- ・「委任契約」と「雇用契約」のちがい
- ・求められる受託者の自覚
- ・「善管注意義務」とは
- ・「プロフェッショナル」の誇りと厳しさ
- ・善管注意義務とその責任
- ・個人として背負う賠償責任、D&O保険
- ・執行役員の立場
- 2.「役員責任」は実際に追及されている
- ・会社自身が役員責任を追及する
- ・時代が厳しく見つめる「役員責任」
- ・株主も代表訴訟で役員責任を追及する
- ・最近の代表訴訟
- ・債権者が役員責任を追及する
- ・会社が倒産しても役員責任は終わらない
- 3.役員責任の「三重苦」
- ・巨額な賠償額
- ・責任保険で賄えるのか
- ・消滅時効の開始時期
- ・責任は相続される
- 4.役員の使命その1 「適法経営」の実践
- ・「法令違反」のダメージは致命的
- ・どのようにして「法令順守体制」を整えるか
- ・法令情報、研修
- 5.役員の使命その2 「適正経営」の実践
- ・「法令順守」と「コンプライアンス」の違い
- ・進化する「コンプライアンス」
~CSR、SDGs経営(サステナブル経営) - ・紛争・気候変動で問われる、真のESG経営
~コーポレートガバナンス 外部意見の取り入れ方
~サステナビリティ
~「人的資本」の情報開示 - ・統合報告書、サステナビリティ報告書
- 6.役員の使命その3 「管理経営」の実践
- ・コーポレートガバナンスと内部管理体制の関係
~内部管理体制は、ルール、組織、手続きから - ・求められるサプライチェーン管理
- ・人権デューデリジェンス
- ・コーポレートガバナンスと内部管理体制の関係
- 7.役員の使命その4 「成長経営」の実践
- ・イノベーション、その本来の意味
- ・イノベーションの実践に欠かせない「経営判断原則」(BJR)
- ・その効果と活用上の留意点
- ・勇気あるエンタープライズと注意深さを守るBJR
- 8.役員実務の心得
- ・記録を大切にしよう
- ・業務ノートの作り方 「ドキュメント」の意味
- ・部下・スタッフの育成・活用方法
- ・見分を広め、ネットワークを広げる
- ☆最新動向により、上記の内容等を一部変更させていただく場合がございます。
※プログラムの無断転用はお断りいたします。
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※最少催行人員に達しない場合や諸般の事情により、開催を中止させていただく場合がございます。