リース会計の全体像を半日で学ぶ
基礎から学ぶリース会計
リース取引の分類から実際の会計処理、開示、IFRSまで、借手に必要な知識と実務を最新情報に基づき実践解説
セミナーNo.20-10333
リース取引は企業活動の多くの場面で利用される一方、その会計基準を理解することは容易ではありません。リース取引は、経済的実質が金融取引と判定されればB/Sに計上される一方、賃貸借取引と判定されればB/Sには計上されないため、その判定プロセスが重要となります。また、簡便法適用に対する正しい理解があれば、事務処理の大幅な効率化につながる可能性もあります。さらに、IFRSでは2019年1月以降から強制適用されている改訂リース基準によって、リース取引のオンバランス範囲が大幅に拡大するともいわれていますが、この基準は今後日本でも導入される可能性が高まっています。本講座では、リース会計基準の概要について、実務上の留意点や演習も織り交ぜて解説します。また、IFRSの改訂リース基準や税務についても基本的な理解を深めていきます。リース会計の基本と会計実務の理解を深めたい方、IFRS基準の概要を確認しておきたい方などにおすすめの講座です。
対象 | 経理部門担当者・幹部 | |||||||||
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開催日時 | 2021年3月12日(金) 13:00~17:00 | |||||||||
会場 | みずほ総合研究所 セミナールーム 東京都千代田区内幸町1-2-1 日土地内幸町ビル3F |
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参加費 |
★お取消等については、「お申込みの流れ」をご覧ください。 |
講師
公認会計士若松弘之事務所 公認会計士・税理士
若松 弘之 氏
略歴
95年 東京大学経済学部卒業後、監査法人トーマツ(現:有限責任監査法人トーマツ)東京事務所に入所。国内監査部門にて、国内及び海外上場企業の法定監査業務を中心にしながら、中小企業等の株式上場準備業務を経験。2008年 監査法人トーマツを退職し、公認会計士若松弘之事務所を独立開業。現在、上場企業等の社外役員、地方自治体の各種委員、早稲田大学大学院ファイナンス研究科講師を歴任するなど、各種実務セミナーや企業研修講師としても活躍中。豊富な実務経験を活かした実践的でわかりやすい講義には定評がある。
主著
「こんなときどうする 会社の経理 Q&A」(共著)
講義内容
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- ※開催時点における最新情報を織り込むため、内容を一部追加・変更させていただく場合がございます。
- ※本講座は、リースの借手側に特化したセミナーです。
- 1. リース会計基準の概要
- (1)リース会計基準の経緯
- (2)旧リース会計基準の問題点
- (3)オンバランスが経営指標に与える影響
- 2. リース取引の理解
- (1)リースの定義、仕組み、リース料の構成要素
- (2)リースのメリットとデメリット
- (3)リースと割賦購入、レンタル、借入購入との比較
- 3. リース取引の種類と判定
- (1)ファイナンス・リースとオペレーティング・リース
- (2)解約不能およびフルペイアウトの要件
- (3)現在価値基準の判定
- (4)経済的耐用年数基準の判定
- (5)所有権移転ファイナンス・リースの判定
- 4. リース取引の具体的処理と開示
- (1)所有権移転外ファイナンス・リースの会計処理
- (2)所有権移転ファイナンス・リースの会計処理
- (3)オペレーティング・リースの会計処理
- (4)重要性判断による簡便的取扱い
- (5)その他リース取引の会計処理
- (6)リース取引に係る開示
- 5. リース取引の税務処理
- (1)税務上のリース取引とは
- (2)リース会計基準との相違点
- (3)所有権移転外ファイナンス・リースの税務処理
- 6. IFRS改訂リース基準の概要
- (1)IFRS第16号「リース」の概要
- (2)改訂リース基準が与える影響
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