攻めの経営を可能にするリスク管理の本質とは
役員・経営幹部が押さえるべきリスクマネジメント実践セミナー
リスクへの対応を徹底解説!
セミナーNo.20-10315
不正会計や情報の隠蔽など、まだまだ日本企業の不祥事は後を絶ちません。日本企業の経営者の多くは、リスク管理の本質が分かっていないと言わざるを得ません。貴社はこれまで大きな不祥事を起こしていないかもしれません。しかし「うちは大丈夫だ」と自信を持っていえますか?裏面の項目の1つにでも該当する会社は、不祥事を起こす体質の会社です。これまで起きなかったとしても、それは運が良かっただけで、きっかけがあれば一溜りもありません。もし貴社に該当項目がある場合には、本セミナーを受講することを強く推奨します。本セミナーでは、リスク管理の本質から具体的な改善ポイント、攻めの経営に転じる方法までを学びます。ご参加された後は、是非貴社に持ち帰って、今後のリスク管理のあり方、投資判断のあり方について、大いに社内で議論されることをお勧めします。
対象 | 会社役員、経営幹部・事業責任者 | |||||||||
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開催日時 | 2021年3月17日(水) 10:00~17:00 | |||||||||
会場 | みずほ総合研究所 セミナールーム 東京都千代田区内幸町1-2-1 日土地内幸町ビル3F |
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参加費 |
★お取消等については、「お申込みの流れ」をご覧ください。 |
講師
吉成コンサルティング 代表取締役
コンサルタント
吉成 英紀 氏
略歴
慶応義塾大学商学部卒業。1987年に英和監査法人(後のあずさ監査法人)に入所し、監査業務の他、外資系金融機関向けコンサルティング業務等に従事。1994年にあずさ監査法人を退職し、現在は、吉成コンサルティング代表取締役として、国内大手企業、外資系金融機関向けコンサルティング、M&A案件支援業務、不良債権査定業務、内部監査業務、会計アドバイザリー業務等だけでなく、企業分析、新会計基準を始めとするセミナー講師も多く務めている。
主著
「本当のリスク管理をするための本」「世界のエリートがやっている 会計の新しい教科書」(日本経済新聞出版社)、「経理実務」「数字の読み方」(大栄出版・共著)ほか多数。
講義内容
- 貴社に該当項目はございませんか?
- ・社員が優秀・勤勉で道徳心が高く、かつ先進的なガバナンスの仕組みを整備している会社では、組織的不正は起きないと思う。
- ・自分の会社では、東芝の不正会計のような事案は起きないと自信を持って言えない。
- ・法令遵守やハラスメント以外のコンプライアンス研修をやったことがない。
- ・経営トップの不正を防ぐ方法は無いと思っている。
- ・リスク管理は、各部門の責任者にとって面倒くさい宿題となっている。
- ・リスクの拾い出しは、会社として取り組んでいない、あるいは各部門の責任者に任せている。
- ・リスク管理の目的は、事件事故を起こさないことだと思っている。
- ・利益追求とリスク管理は、本来的に矛盾するものと思っている。
- ・自社・自部門の重要なリスクを即答できない。
- ・自社・自部門の重要なリスクに対する、決定的に重要なコントロール手続きを即答できない。
- ・監査に指摘されたことはやるのが当たり前と思っている。
- ・リスク管理能力を高めることと、自社のROE、ROAを高めることとの関連性が分からない。
- ☆最新情報を織り込むため、以下の内容を一部変更させていただく場合があります。
- 1.3つの基本概念を知らずにリスクは取れない
- 1.不正事案を学ぶ
- (1)東芝の不正会計の着目すべき点とは
- (2)なぜ超一流企業で大勢を巻き込んだ幼稚な不正が起きたのか?
- 2.組織的不正の共通項は、正しい情報を隠蔽すること
- (1)最大の課題は人の問題
- (2)個人の不正と組織的不正は違う
- (3)リスク管理の意思を本当に持っている人は、日本企業にほとんどいない
- (4)一番基礎的な問題への意思が欠けている人は、あらゆる優先順位付けを間違う
- (5)一番ベーシックな意思とは、正しい情報に対する意思である
- (6)正しい情報がどれくらい大切か?
- 3.正しい情報を守るために ― 3つのキーワード
- (1)3つのキーワードのご紹介
- ①プリンシプル
- ②アカウンタビリティー
- ③インテグリティー
- (1)3つのキーワードのご紹介
- 1.不正事案を学ぶ
- 2 リスク管理の本質
- 1.リスク管理について最初に学ぶべきこと
- (1)リスク管理の目的はリスクを避けることではなく挑むこと
- (2)リスク管理の担当者は全員である
- 2.リスク管理と目標管理
- (1)リスク管理と目標管理は基本的に表裏一体である
- 3.本講座が対象とするリスクとは何か
- (1)業務活動に係るリスクであり、コントロール可能なもの
- (2)リスクとは本来は不確実性を意味する
- (3)個別のリスクの定義の仕方
- (4)リスク管理と目標管理の守備範囲は少し違う
- (5)リスクをどのレベルで書くか
- (6)リスク管理の3つのステップ
- 1.リスク管理について最初に学ぶべきこと
- 3 リスクコントロールのSTEP1 ― リスクの発見
- 1.リスク発見のための4つの方法
- (1)チェックリスト法
- (2)フローチャート法
- (3)利害関係者相関図を用いる方法
- (4)財務諸表法
- 1.リスク発見のための4つの方法
- 4 リスクコントロールのSTEP2 ― リスクの測定
- 1.ほとんどのリスクは数字にできない
- 2.リスクの測定のやり方
- 5 リスクコントロールのSTEP3 ― リスクの対応
- 1.リスクに向き合う基本的選択肢
- 2.リスクへの対応
- 3.サイクル概念
- 6 ケーススタディ
- 7 攻めの経営に転じるためのリスク管理
- 1.ビジネスにおいて利益率とは何か?
- 2.経営指標の簡単な復習
- 3.日本企業の利益目標管理の何が問題か?
- (1)部門損益しか見ないことの弊害
- (2)さらに悪いのは営業利益率しかみないこと
- 4.数字で見る日本企業の50年 ~とんでもないことになっていた
- 5.リスクから逃げ回る経営はやめ、攻めに転じよう
- (1)差別化への挑戦
- (2)設備投資への挑戦
- (3)研究開発と商品化への挑戦
- 6.あなたの会社は大丈夫か?
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