問題社員対応 ― 育成・指導編
『困った社員』育成・指導の勘所
心理学的知識を少し持てば、育てる側も楽になる ― 対応に苦慮する社員の育成・活用の可能性と方法
セミナーNo.20-10207
現場が育成・指導に困ってしまう社員には「仕事面で困る」タイプと「人間関係で困る」タイプに分かれます。ミスが多い、効率が悪い、段取りが悪いなどで成果が上げられない場合と、仕事はできるが周囲とうまくいかずトラブルが絶えない場合とでは、その原因も対応法も異なります。最近では、リモートワークの増加でオンライン上での振る舞いに困る社員も目につきます。本セミナーではこうした「対応に苦慮する社員」に対し、育成を諦めたり、締め出す選択をするのではなく、現場マネジメントで解決を試みる方法を具体的に探ります。
対象 | 人事・人材開発部門ご担当、現場の管理者・リーダー | |||||||||
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開催日時 | 2021年2月9日(火) 10:00~17:00 | |||||||||
会場 | みずほ総合研究所 セミナールーム 東京都千代田区内幸町1-2-1 日土地内幸町ビル3F |
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参加費 |
★お取消等については、「お申込みの流れ」をご覧ください。 |
講師
㈱オフィスあん 代表取締役
㈱ポラソフィ 代表取締役
社会保険労務士
人事コンサルタント
松下 直子 氏
略歴
神戸大学卒業後、江崎グリコ(株)に入社。新規開拓の営業職、報道担当の広報職、人事労務職を歴任。人事部門では、採用、人材育成、人事制度設計、労務管理と幅広く人事業務に携わる。現在は、社会保険労務士、人事コンサルタントとして顧問先の指導にあたる一方、民間企業や自治体からの研修依頼に応え全国を飛び回る。
「人事屋」であることを生涯のライフワークと決意、人事部門交流の場の開催や新人社労士の独立支援活動など、幅広く人材育成に携わっている。
主著
「部下育成にもっと自信がつく本」「採用面接で「採ってはいけない人」の見きわめ方」(以上同文館出版)「超解OJTで面白いほど自分で考えて動く部下が育つ本」(あさ出版)「困った部下のタイプ別育成術」(労務行政)「部下の実力を高める実践OJT」(DVD/PHP研究所)ほか
講義内容
- 1.今、現場が「手をやく」社員とするのはこのタイプ!
- (1)仕事面で「困った」社員の特徴/仕事に対する想像力の欠如
- (2)人間関係で「困った」社員の特徴/人に対する想像力の欠如
- ①他責的な排除パターン
- ②自責的な逃避パターン
- (3)人は「誰でも成長する(=変化する)」可能性があるのか
- 2.「困った」社員育成の大前提
- (1)人事としての選択肢/活用か、放置か、退場か
- (2)そもそも人をどのように把握すればいいのか ― 多層的な理解を
- (3)いわゆる、標準的な育成アプローチ
- ○意味や目的の明確化/想像力の養成
- ○普遍的な能力の付与/成長実感の促進
- (4)「困った」社員対応の原理原則
- 3.「困った」社員、タイプ別の育成アプローチ
- (1)仕事面で「困った」社員の育成のポイント
- ○まずはマニュアル人材でよし
- ○目的の明確化より、作業の明確化
- ○やること以上に、やらないことを明確に
- (2)人間関係で「困った」他責的社員の育成のポイント
- ○安易な共感はもってのほか
- ○注意すべきは、育成側が自責に追い込まれないこと
- (3)人間関係で「困った」自責的社員の育成のポイント
- ○禁句は「自信をもって」
- ○注意すべきは、育成側がパワハラ的にエスカレートしていかないこと
- (4)どんなタイプでも対応できるマネジメントとは
- (1)仕事面で「困った」社員の育成のポイント
- 4.社員と組織の未来を諦めない人事たれ
- (1)メンタルヘルス、大人の発達障害等への対応
- (2)強い組織のつくり方
- (3)あなたの育成度チェック
※プログラムの無断転用はお断りいたします。
※同業の方のご参加はご遠慮ください。
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