
陥りやすい失敗、実務上判断に迷う事例に学ぶ
内部監査の実務課題と現場対応
利益を生み出す内部監査を目指して
セミナーNo.25-11212
内部監査の業務を行うためには、監査の理論的な理解、内部監査・JSOXなどの知識が重要である一方、実務責任者・担当者においては、理論では解決できない、より実務的、具体的な悩みや課題を抱えておられるのも事実です。本講座では、「内部監査の仕事をしている方々が、どのような壁に直面し、悩み、失敗をしてしまっているのか・・・」こういった現実的な課題について、実務責任者・担当者の立場から(監査をする側に軸足を置いて)解説を進めます。数多くの監査現場を経験してきた講師が、豊富な事例を交えながら、犯しやすい過ちや、決算書“しか”見れない監査人との対応など、一般書籍では学習できないようなポイントを、徹底的にお伝えいたします。
対象 | 内部監査担当幹部・スタッフ | |||||||||
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開催日時 |
2025年12月16日(火) 10:00~17:00
※Web配信(オンデマンド型)のお申込はこちら |
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会場 | TKP新橋カンファレンスセンター 東京都千代田区内幸町1-3-1 幸ビルディング |
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参加費 |
★お取消等については、「お申込の流れ」をご覧ください。 ★MMOne会員企業さまの場合、「ゴールド会員」「シルバー会員」価格にてお得にご利用いただけます。 MMOneの詳細はこちら |
講師
吉成コンサルティング 代表取締役
コンサルタント
吉成 英紀 氏
略歴
慶応義塾大学商学部卒業。1987年に英和監査法人(後のあずさ監査法人)に入所し、監査業務の他、外資系金融機関向けコンサルティング業務等に従事。1994年にあずさ監査法人を退職し、現在は、吉成コンサルティング代表取締役として、国内大手企業、外資系金融機関向けコンサルティング、M&A案件支援業務、不良債権査定業務、内部監査業務、会計アドバイザリー業務等だけでなく、企業分析、新会計基準を始めとするセミナー講師も多く務めている。
主著
「本当のリスク管理をするための本」「世界のエリートがやっている 会計の新しい教科書」(日本経済新聞出版社)、「経理実務」「数字の読み方」(大栄出版・共著)ほか多数。
講義内容
- 1.監査人の独立性とは?
- (1)監査人に必要とされる客観性と独立性
- (2)あなたはどう考えるか?
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- ― 理解促進のための7つの問い
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- 2.監査人の責任と権限
- (1)監査人の責任と権限はなぜ明文化されているか?
- (2)内部監査人の責任と義務
- (3)あなたはどう考えるか?
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- ― 「秘密の漏洩予防に関する工夫」
- ― 「正当な注意」
- ― 「内部監査の立場で言えることと言えないこととの区別」
- ― 「必要な情報の入手」
- ・内部監査規程に規定すべき事項
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- 3.監査の着眼点
- (1)利益の源泉に着目する
- ― 類型により自社の利益の源泉を知る
- (2)利益の源泉は時間とともに変化する
- (1)利益の源泉に着目する
- 4.リスク管理の実際
- (1)リスクの把握4つの方法
- (2)3段階マトリックスによるリスクの測定
- (3)リスクへの対応
- ― 4種類の対応手段
- ― コントロール・サイクル
- 5.監査要点
- (1)監査要点の考え方
- ― 財務諸表の監査要点
- ― 業務監査の監査要点
- (1)監査要点の考え方
- 6.監査手続の具体的な進め方
- (1)監査手続の手順=質問から分析まで
- (2)監査手続の3つの分類=決算書関連、業務関連、応用編
- (3)監査人に必須の会計の基本知識
- 7.監査手続の実際 ― 失敗事例で学ぶ
- (1)物事の一面しか見ない過ち
- ― 理解促進のための6つの問い
- (2)決算書しか見れない監査人
- ― 理解促進のための11の問い
- (3)想像力の欠如
- ― 理解促進のための6つの問い
- (1)物事の一面しか見ない過ち
- 8.監査報告書作成の要点
- (1)監査報告書の書き方5つのポイント
- (2)よくある失敗例
- 9.内部監督責任者の仕事まとめ
- 10.失敗しないヒアリングの基本
- (1)事前準備段階でのポイント
- ①事前資料の入手および準備のしかた
- ②セッティング ― 対象者の選定と質問場所
- ③ヒアリング事項の事前送付
- (2)上手な聞き方・答え方のポイント
- ①印象の良いヒアリングのために
- ②上手な聞き出し方(オープン型・クローズド型の質問方法とは)
- ③誤解が生まれないためのポイント
- ④ヒアリングの節目のつなぎ方
- ⑤5W1Hで十分か ― その他の重要なポイント
- (3)相手と状況に合わせた上手な対応をするためのポイント
- ①省略語が多い場合
- ②要領を得ない、論理的でない場合
- ③抽象的な話が多い場合
- (4)不正にかかるヒアリングの留意点
- (5)ヒアリング後の留意点
- (1)事前準備段階でのポイント
※プログラムの無断転用はお断りいたします。
※同業の方のご参加はご遠慮ください。
※最少催行人員に達しない場合や諸般の事情により、開催を中止させていただく場合がございます。